T3 STUDENT PROJECT 2025
特別公開講座
10.20 MON - 10.23 THU
日時|DATE
10.20 MON 19:30~20:30【講義1】大阪芸術大学 by石井友規
10.21 TUE 19:30~20:30【講義2】日本大学芸術学部 by 鈴木麻弓
10.22 WED 19:30~20:30【講義3】日本写真芸術専門学校 by 村越としや
10.23 THU 19:30~20:30【講義4】多摩美術大学 by 谷口暁彦
会場VENUE
ZOOM配信
ENTRY
講師
Lecturer
大阪芸術大学 芸術学部 写真学科 非常勤講師
環境省 環境カウンセラー/地球写真家
1983年、愛知県生まれ。大阪芸術大学在学中、愛知万博国連館で作品が展示されたのち、キヤノンギャラリー銀座・梅田にて初個展を開催し、地球写真家としての活動を開始。卒業後は、バイオディーゼル車で全国の児童福祉施設を巡り、写真を活用した環境出前授業を実施。翌年には仲間と共にヨットで北太平洋を横断し、北極圏における地球環境の現状を取材するなど、現在に至るまで写真と映像を活用した環境教育に関わり続けている。表現手段はそれにとどまらず、VR等の先端表現技術を取り入れ、撮影領域も潜水からドローンまで縦横に広げながら、環境教育の可能性に挑戦。2025年にはそれまでの活動が評価され、環境省の環境カウンセラーに登録される。以降、より一層の環境啓発活動に力を注いでいる。大阪・関西万博では、会期を通じて映像作品およびVR作品を展示した。
1977年、宮城県女川町生まれ。東京を拠点に活動する写真家・ストーリーテラー。日本大学芸術学部写真学科で写真を学ぶ。個人的な痛みを物語へと昇華させる作品を制作している。写真集『The Restoration Will』は、2018年にPHotoEspañaの「年間最優秀国際写真集賞(Best Photobook of the Year – International)」を受賞。2020年には東京都写真美術館の新進作家展「あしたのひかり」に出展された。また、不妊治療の経験をもとに制作した『HOJO』は、2022年のKYOTOGRAPHIEで初公開。女性の身体や社会的期待をめぐる対話を促す作品として、2024年にはアルルで開催されたKYOTOGRAPHIE企画展「TRANSCENDENCE」にも出展された。現在は新シリーズ『The Tide's Gift — 女川の記憶を辿る』に取り組み、震災後の復興と変化を、祖父が創業した写真館の後継者として記録している。日本大学芸術学部写真学科准教授。
1980年福島県須賀川市生まれ。服飾と写真を学んだことをきっかけに日本の風土や伝統に興味を持ち、日本各地の撮影を開始する。同時に生まれ育った福島県の風景にも目を向け、人の持つ潜在的な記憶と自身の記憶、そして土地の記憶をなぞるように継続的な撮影を行う。2011年の東日本大震災以降はより重点的に福島県内の撮影に取り組み、風景の変化と矛盾、人々の視覚的な認識の違いなどを写真と写真術を用いて見出だそうとしている。これまでに多くの写真集を出版、2009年には自主ギャラリーを設立するなど、作品を発表する手段、場についても意識的である。主な受賞歴に、日本写真協会賞新人賞(2011年)、さがみはら写真新人奨励賞(2015年)。東京国立近代美術館、サンフランシスコ近代美術館に作品が収蔵されている。
メディアアーティスト/ 多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース准教授
メディア・アート、ネット・アート、ゲーム・アート、パフォーマンス、映像、彫刻作品など、さまざまな形態で作品を発表する。主な展覧会に「SeMA Biennale Mediacity Seoul 2016」(ソウル市立美術館、2016年)、「超・いま・ここ」(CALM & PUNK GALLERY、東京、17年)など。企画展「イン・ア・ゲームスケープ:ヴィデオ・ゲームの風景、リアリティ、物語、自我」(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]、東京、18–19年)にて共同キュレ―ターを務める。